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SHOPKIT コラム

ネットショップの仕入れ先はどう探す?個人が使える仕入れ先と確かめること

副業や家での仕事としてネットショップを始めたいけれど、商品をどこから仕入れればよいのか分からない。そんな方に向けて、個人でも取引できる仕入れ先の種類と、選ぶ前に確かめることをまとめました。関税や表示などの決まりは、税関や消費者庁の案内にリンクしています。

この記事は、完成品のネットショップを販売している SHOPKIT が書いています。

ネットショップの仕入れ先は、大きく3種類に分けられる

仕入れ先とは、お店で売る商品を買い付ける相手のことです。この記事では、事業として取引する相手を、次の3つに分けて考えます。お店や一般の通販で買った物を売る形は扱いません。

仕入れ先の種類商品の確かめ方取引の前に聞きたいこと
国内の卸・メーカー見本を取り寄せる。商談や展示会で手に取る個人と取引するか・1回に注文する最低の数・ネットでの販売を認めているか
海外のメーカーや工場写真と仕様の資料を見る。見本を送ってもらう連絡に使う言葉・支払いの方法・日本までの運び方と輸入の手続き
仕入れ用の通販サイト(仕入れサイト)画面の商品情報を読み、分からない点を出品者に質問する事業者としての登録が要るか・販売用に買うときの条件・商品写真を使ってよいか

「卸(おろし)」は、メーカーの商品をまとめて仕入れ、お店に売る業者です。メーカーと直接取引すれば間に入る業者は減りますが、注文の数や支払いの条件はメーカーごとに決まっています。

海外のメーカーや工場は、選べる商品の幅が広がる一方で、言葉のやり取りと輸入の手続きが加わります。仕入れ用の通販サイトは、国内向けにも海外向けにもあり、登録すると画面から注文できる形です。どれが良いかは、売りたい商品と、自分で確かめられる範囲で決まります。

まだ売る物が決まっていないなら、先にジャンルを絞ると、探す相手も絞れます。

関連:ネットショップで何を売る?ペット用品から考えるジャンルの選び方

個人で取引を始めるときに、仕入れ先から聞かれること

卸やメーカーの中には、事業者どうしの取引だけを受けている相手があります。個人で申し込むと、事業をしていることが分かる物を求められる場合があります。たとえば、開業届の控え、お店のページの URL、特定商取引法にもとづく表示などです。何を出せばよいかは相手ごとに違うので、申し込む前に問い合わせましょう。

開業届は、国税庁が「個人事業の開業・廃業等届出書」として案内している手続きです。新しく事業を始めたときなどに出すもので、e-Tax でも書面でも提出できます。提出の時期や書き方は国税庁「個人事業の開業届出・廃業届出等手続」(2026年10月19日確認)で確かめ、自分の場合に必要かどうかは税務署に相談してください。

取引の条件は、次のような点を最初の問い合わせでまとめて聞いておくと、後から食い違いにくくなります。

  • 最低の注文数:1回にいくつから注文できるか。色やサイズを混ぜてよいか。
  • 支払い:前払いか後払いか。支払いの方法と、送料をどちらが持つか。
  • 不良品・欠品:届いた物に傷があったとき、数が足りないときに、どう連絡してどう扱うか。
  • 売り方の決まり:ネットショップで売ってよいか。値段の付け方に決まりがあるか。
  • 商品写真:仕入れ先の写真をお店のページに使ってよいか。

答えはメールなど文字で残しておきます。電話だけで決めると、担当の人が替わったときに確かめようがありません。

海外からの仕入れは、関税・消費税と輸入の手続きを税関の案内で確かめる

海外から商品を取り寄せるときは、国内の仕入れには無い手続きが入ります。税関の案内では、外国から届いた貨物を国内に引き取るには、原則として、輸入の申告をして税関の許可を受ける必要があります。検査が必要な物は検査を受け、関税や消費税などを納める流れです。出典:税関「輸入通関手続の概要」(2026年10月19日確認)。

同じ案内では、この手続きを、財務大臣の許可を受けた通関業者に頼めることも説明されています。自分で申告するか、業者に頼むかは、見積もりを取って比べましょう。

お金の面では、貨物を輸入するときは原則として関税・消費税・地方消費税がかかると、税関は案内しています。出典:税関「関税の課税標準」(2026年10月19日確認)。税率や税額は商品と取引の内容によって変わるため、この記事では計算しません。商品の素材や用途が分かる資料と見積書を用意して、税関に相談してください。

もう一つ気をつけたいのが、輸入の目的です。税関は「個人輸入」について、法令上の決まった定義は無いとしたうえで、一般には自分で使うために海外から買うことだと説明しています。出典:税関「個人輸入とは」(2026年10月19日確認)。お店で売るために仕入れる場合は、相談の最初に「販売用」と伝えましょう。

商品によっては、関税とは別の法律で、輸入の前に許可や手続きが要ります。税関の一覧では、食器・容器包装・おもちゃなどは食品衛生法、化粧品は医薬品医療機器等法の対象として挙げられています。どの法律に当たるかは税関では答えられないとされているので、一覧に書かれた担当の省庁に確かめます。出典:税関「税関で確認する輸入関係他法令の概要」(2026年10月19日確認)。

仕入れ先どうしを比べるときは、商品代だけでなく、届くまでに払うお金を並べて見ます。

払うお金見積もりで確かめること
商品代どの通貨で払うか。送金にかかる手数料
送料仕入れ先から日本まで、日本の中で自分の所まで、それぞれいくらか
関税・消費税いつ、誰が払うか。金額が決まるのはどの時点か
手続きを頼む手数料通関や検品などを頼むと、どの作業にいくらかかるか

ここで並べたお金は、あとで商品の値段を決めるときの土台にもなります。

関連:韓国から仕入れる方法|現地・仕入れサイト・代行の違いと関税

偽物を仕入れない、表示を落とさないための確かめ方

仕入れ先を選ぶときに、値段や見た目と同じくらい大事なのが、その商品を売ってよいかどうかです。

まず偽物です。税関は、商標権・意匠権・著作権などの知的財産を侵害する物品を、関税法で「輸入してはならない貨物」としています。令和4年10月1日からは、海外の事業者から郵便などで届く模倣品(意匠権または商標権を侵害する物)は、自分で使う目的でも取締りの対象です。ただし、権利者から輸入の許諾を得た物や、権利の侵害にならない並行輸入品は輸入できます。出典:税関「知的財産侵害物品の輸入規制」、税関「知的財産ホームページ」(どちらも2026年10月19日確認)。

有名なブランドのロゴやキャラクターに似た商品は、仕入れ先に権利者の許可があるかを聞きましょう。許可があるか確かめられない商品は、扱わないと決めておくと迷いません。

次に表示です。家庭用品品質表示法は、ふだんの暮らしで使う家庭用品について、事業者が表示する事項と表示のしかたを定めた法律です。対象は施行令などで決められた品目だけで、繊維製品・合成樹脂加工品・電気機械器具・雑貨工業品に分けて一覧があります。服や布の小物などを扱うなら、自分の商品が一覧に入っているかを見てください。出典:消費者庁「家庭用品品質表示法」(2026年10月19日確認)。

海外の商品は、日本の表示が付かないまま届くこともあります。仕入れ先に素材や原産国の資料を出してもらえるかも、取引の前に聞いておきたい点です。

関連:韓国雑貨のネットショップを始める|仕入れ先の探し方と原価の見方

仕入れ先を1つに頼らないよう、探し直す手がかりを残す

取引を始めた仕入れ先でも、品切れや値上げ、取引の終わりは起こりえます。1つの仕入れ先に頼りきりだと、そのたびにお店の商品が欠けてしまいます。

そこで、商品ごとに次の記録を残しておきます。

  1. 仕入れ先の情報。相手の名前、連絡先、商品のページ、担当の人とのやり取り。
  2. 商品を見分ける情報。型番、色、サイズ、素材、仕入れたときの値段と数。
  3. 探し直すための言葉。形・素材・用途を表す言葉を、仕入れ先の国の言葉でもメモしておく。同じような商品を別の相手から探すときの手がかりになります。
  4. 2つめの候補。同じ型の商品を扱う別の相手を見つけ、見本を取り寄せて品質を比べておく。

記録は、表計算のファイルやノートなど、自分が続けやすい形でかまいません。大切なのは、仕入れ先が替わっても、お店で売っている商品と同じ物を探し直せることです。

仕入れ先の情報ごとお店を受け取る、という形もある

ここまでの仕入れ先探しを一から自分で進めるほかに、仕入れ先の情報がそろったお店を買って始める形もあります。

SHOPKIT のサービスページでは、お渡しする物の1つとして「仕入れの情報」を挙げています。中身は、商品ごとの仕入れ先、仕入れ先を探し直すための中国語の検索キーワード、全商品の仕入れ値の一覧です。運営のマニュアルには、仕入れ先と商品の選び方も入っています。お店の商品は、韓国・中国など海外のメーカーから、間に業者を挟まずに直接仕入れる形で、仕入れ方法の詳しい説明はオンライン相談で行うと案内されています。出典:お渡しするもの・仕入れと配送の方法、よくある質問(2026年10月15日時点のサービスページ)。

販売価格と商品原価(中央値)を載せているのは、サービスページの8店です。そのうち4店の欄には、1元22円で換算した参考値で、国際送料・関税・梱包と、輸入の手配を頼む手数料は含まないと注記があります。この記事の3つめの節で挙げたお金は、別に見込んでおく必要があります。出典:商品原価の注記(2026年10月15日時点のサービスページ)。

どの形で始めても、取引の条件・輸入の手続き・表示は、お店の持ち主として知っておきたい点です。相談のときは、仕入れの情報の中身と、原価に含まれないお金を見ながら確かめてください。販売中のお店はネットショップの一覧で、本体の価格は料金の欄で確かめられます。

よくある質問

卸やメーカーとは、個人でも取引できますか?

相手によって違います。事業をしていることが分かる物や、最低の注文数を求められる場合があります。申し込む前に条件を問い合わせ、答えを文字で残しておきましょう。

海外から仕入れた商品にも関税や消費税はかかりますか?

税関は、貨物を輸入するときは原則として関税・消費税・地方消費税がかかると案内しています。税率や税額は商品と取引の内容で変わるため、商品の資料と見積書を用意して税関に相談してください。

ブランドのロゴに似た商品を仕入れてもよいですか?

商標権などの知的財産を侵害する物品は、関税法で輸入してはならない貨物とされています。仕入れ先に権利者の許可があるかを聞き、確かめられない商品は扱わないと決めておくと迷いません。

※ この記事の SHOPKIT のお渡しするもの・仕入れの説明・原価の注記は、2026年10月15日時点のサービスページの記載です。公的資料は2026年10月19日時点の内容です。商品ごとの税率・税額や、輸入・販売ができるかどうかの判断は示していません。

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